津山市立中正小学校

きんじろう



中北下にお住まいの石原平(いしはらたいら)さんの兄、石原亨(いしはらとおる)さんは 当時の中正小学校の教師として、子どもたちを教えていました。
 1938(昭和13)年6月18日に応召(おうしょう)があり,石原亨さんたちは戦場へとかりだされて行きました。 生きて帰れないかもしれないという思いと中正小学校の教育への万感の思いをこめて、 像を建立(こんりゅう)し寄贈(きぞう)しようと考えたそうです。
建立費用を父親に渡し、その思いをたくして出征(しゅっせい)していったそうです。
1940(昭和15)年5月建立 

 そして石原亨さんは、太平洋戦争の激戦地,ガダルカナル島で戦死されたそうです。

 2000(平成12)年11月3日、PTA主催の「ふれあい広場(バザー)」の日に、石原平さんが来られてわかったのです。
 その像は、体育館の児童玄関前横に、清楚な姿で立っていて、子どもたちの様子をいつも見守っています。